水素カーは究極か?
エンジンでの燃焼という面からみると、水素とガソリンは近い性質をもっている。
そのためRX−8(マツダ自動車)の水素自動車のように、切り換えてか走ることも可能。
実際に乗ってみても、その感触はスムーズで違和感がない。
また水素は気体で供給されるため、窒素酸化物(NOx)もほぼゼロとなり、文字通りクリーンな燃焼が可能だ。
しかも水素自体は、いろいろな方法で作る事ができる。
ひとつは製鉄や石油精製の段階で出てくる副生水素、メタンや天然ガスから作る方法、そして単純に水から生成することも可能。
実際に日本でも、国内の全自動車のエネルギーを賄っても余るほどの水素が生成されている。
しかしココに大きな壁がある。
燃料タンクの大きさ、「どう貯蔵するか」が問題なのだ。
一般的には液体という状態は、容積も小さく貯蔵では都合がいいハズなのだが、水素はマイナス253℃という極低温でなければ液体にならず、しかも保存にはかなり大柄な真空断熱タンクが必要になる。
そして、現在は350気圧の高圧タンクを使って気体で保存するのが主流。
700気圧まで許可されていて、それを使えば2倍の酸素が入るが、700気圧で充填することが難しいので現実的ではない。
かつてはメルセデスは水素吸蔵合金を使っていたが、水素排出量が小さいのが弱点だった。
最近では金属と化合させる方法、ベンゼン類と化合させる方法など簡単に水素を吐き出すハイドライドの開発が進んでいる。
燃料電池車を含めて、水素の貯蔵方法がもっと進化しないことには、水素エンジンがガソリンエンジンんも代替となることは困難。
大きな高圧タンクは、車のパッケージを苦しめ、効率の悪い機械を生みだしてしまうからだ。
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