ガソリン(原油)を売買して価格差でもうける

各国の企業はガソリン・原油を使用するために購入する。

プラスチック製品をつくったり、ガソリンとしてガソリンスタンドに商品として卸売りするのである。

それは社会的分業の一貫として社会の役にたっている。

ところが、ヘッジファンドは、投機のためにしか原油を購入しない。

バイオガソリン

取引所から購入して、それを商品化したり小売企業に売るのではなく、また取引所に売るだけである。

安い時に買って、高いときに売って、その差額でもうけているのである。

社会のしくみからみれば生産性のない、必要性のない無駄な売買である。

一部の出資者の儲けのために、市場経済に必要のない需要の増加をもたらし、価格を吊り上げたりしている。

ヘッジファンドの影響で、1バレルあたり20ドル(約2300円)の上昇

原油は、バレルとよばれる単位で取引されている。

「バレル」というのは、もともと英語で「樽」という意味である。

石油産業は、今から百四十年前、アメリカのペンシルバニアでの油田開発の成功がスタートした。

その時代には、石油の輸送にシェリー酒の空樽(50米ガロン)を利用していた。

当時は目的地に着いた時、中身は蒸発や漏れにより目減りし、42米ガロンとなってしまっていたため、 これを1バレル(約159リットル)とすることになったと言われている。

1バレルあたりの原油価格は日々変動しているが、現在はだいたい70ドル台を基準に上下している。

経済学者の分析によると、このうちヘッジファンドによる影響がおよそ20ドルあるといわれている。

もし、原油を使うあてもないのに投機的に購入しているヘッジファンドを市場から締め出せば、

原油価格は、1バレル70ドル台から、50ドル台に低下すると試算できる。

これにともない、高すぎるガソリンも20%〜30%近く安くなるだろう。

残念ながら世界にはヘッジファンドを規制する仕組みがない。

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